2026.01.06

2026年の目標を「絵に描いた餅」にしないために。経営軸が欠けている組織が直面する、目に見えない3つのリスク

2026年の目標を「絵に描いた餅」にしないために。経営軸が欠けている組織が直面する、目に見えない3つのリスク

2026年という新しい年が幕を開けました。 多くの経営者の方が、仕事始めのこの時期に「売上目標」「新規事業の立ち上げ」「組織風土の改革」といった、輝かしい目標を掲げられたことと思います。

しかし、大変心苦しい事実をお伝えしなければなりません。 毎年、1月に立てられた熱い目標の多くが、2月の連休を過ぎる頃には形骸化し、現場の熱量は急速に冷めてしまうのが現実です。いわゆる「目標の絵に描いた餅化」です。

本記事では、2026年の目標を形骸化させないための「経営軸」の重要性について解説しています。

もし、すでに「年始の目標と現場の温度差」に危機感を感じており、具体的な解決策を直接対話で整理したいという方は、こちらから先行して個別相談(無料)をご予約いただけます。

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なぜ、経営者の強い意志で立てたはずの目標が、組織に浸透せず終わってしまうのでしょうか。

経営軸なき目標が招く「組織の空洞化」

目標が達成されない最大の理由は、現場のスキル不足でも根性不足でもありません。「なぜ、その目標を達成しなければならないのか?」という経営軸(理念)と、具体的な施策が断絶しているからです。

この断絶を放置したまま走り続けると、組織は以下の3つの段階を経て、静かに、しかし確実に衰退のリスクに晒されます。

  1. 【第1フェーズ:現場の思考停止】 理念という「判断基準」がないため、目標が単なる「ノルマ」と化します。社員は「どうすればお客様に価値を届けられるか」ではなく「どうすれば社長に怒られないか」という内向きの思考に陥り、主体性が失われます。
  2. 【第2フェーズ:志ある人材の離職】 「自分たちは何のために働いているのか」という大義が見えない組織では、高い志を持つ優秀な社員ほど、やりがいを求めて静かに去っていきます。残るのは、指示を待つだけの「作業員」ばかりとなります。
  3. 【第3フェーズ:意思決定の泥沼化】 共通の軸がないため、現場での些細な判断ミスが多発し、あらゆるクレームやトラブルが社長の元へ集まります。社長は本来の仕事である「未来への投資」に時間を使えず、現場の消火活動に忙殺される日々が始まります。
図1:理念(経営軸)の不在が引き起こす組織崩壊のステップ。 目標が「ノルマ」に変わる時、現場の主体性は失われ、離職のリスクが急速に高まります。

2026年を「自走する組織」に変えるアンカー

図2:組織を支える「経営軸(アンカー)」の役割。 強固な理念があるからこそ、社員一人ひとりが自律的に判断し、目標に向かって自走する文化が育まれます。

【2026年の組織改革に向けて】 数字という看板を立てる前に、組織の根底に「ブレない軸」を打ち込む。それが、持続可能な成長を実現する唯一の近道です。

理念とは、単なる綺麗な言葉ではありません。それは、組織が迷った時に立ち返る「アンカー(錨)」であり、社員が自律的に動くための「地図」です。

理念という根っこがあるからこそ、枝葉である「今年の目標」に栄養が行き渡り、社員一人ひとりの行動に魂が宿ります。

2026年を、トップダウンの疲弊から脱却し、組織が自ら動く「元年」にしませんか。目標という看板を掲げる前に、その根底にある「想い」という杭を深く打ち込むことから始めてみてください。

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